寺院


お寺は現代の「サードプレイス」 カフェのように穏やかに

親子がリラックスして午後のひとときを過ごしたり、会社員が早朝に集まって掃除をしたり、アート作品の展示を見に愛好家が訪れたり。「お寺」が自宅でも職場でもない第3の場所「サードプレイス」として存在感を高めている。身近にある山門をくぐれば、思わぬ気づきや安らぎが得られるかもしれない。


廃れる寺社、跡継ぎ見つからず 不法侵入などトラブルも

過疎地を中心に寺社の担い手不足が深刻だ。地域住民の高齢化で氏子や檀家も減り、法事や祭りなどを通じて地域コミュニティーを結びつける寺社の機能が急速に失われつつある。本堂などの建物が放置され、不法侵入などの被害に遭う寺社も出始めた。取り壊そうにも所有する宗教法人の役員が分からないなど高い壁が立ちはだかる。


役に立つお寺に

宗教は役に立たなければならない。主要59宗派を統括する全日本仏教会理事長の戸松義晴さん(67)は、自らの信念を愚直に実行する日本仏教界のトップだ。米ハーバード大で神学を学んだ異色の経歴。タブーを排した議論に挑み、世間とのズレを直視する。感染症に疲弊する社会。「今役に立たなければ寺はなくなる」。危機感がにじむ。


中山間地域における無住寺院の実態と檀信徒の対応

現在、過疎地域の人々が直面している諸課題、取り組んでいるさまざまな試みは、近い将来都会の人々も向き合わなくてはならないことを意識しておかなければならない。これは地域社会に寄り添ってきた寺院も同様であることを指摘しておきたい。


不必要な寺は消える

実は、「寺が消える」という点においては、かっての廃仏毀釈と、現在の寺院を取り巻く状況とはさほど変わらない。私はとくに都会人によく見られる”僧侶に対する反発”は、「第二の廃仏毀釈」の前兆現象とみている。


最近、継命新聞を読んでいると、新寺院建設の記事がやたらと目に付く。何やら、妙な意図と勘ぐりたくなる様な紙面作りだ。私の危惧は危惧として、「寺院」に関する記事等を紹介しましょう。

正信会のHPに次のような紹介記事があります。

寺院は人生の道しる

本当にソウ思っているの? ソノヨウに実践してるの? という感がしますが!! 皆さんは如何感じていますか?


先日読んだ面白い新聞記事を紹介致します。真宗、浄土宗の最近の布教トピックスです。

新聞記事

   へーという感じを受けたでしょう!!


山崎正和氏は以下に紹介する論文の中で「中世の叡山は、いわば権威と革新が不思議な融合を見せる聖域であった。」と述べている。大石寺等にこのような「高尚な気配、息吹」を感じることが出来ない無いのは、信者にとっても不幸なことであろう。

混沌たる聖域

叡山が「中世の精神世界の最大の権威の一つ」であるなら、檀所等は「現代の精神世界の最大の権威の一つ」を目指してほしい。


智学氏が「宗門之維新」にて寺院のあり方について、興味ある考え方を提示しております。

世聚住職

非常に、現実的な提案?にビックリしました。でも、私は寺より街角の法華堂を充実させたの方が良いのではと考えております。かの有師が生涯伝道に歩いたように、現代の僧侶も各地にある法華堂にて布教に勤しんではどうでしょうか?


禅宗僧侶の講演を紹介いたしましょう。「既成仏教の『教義』と『寺院・僧団』の構造再編成」は何れの宗派に関係なく同じ課題として認識されているようです。

既成仏教の[教義][寺院・僧団]の構造再編成への提言

「基本的には僧侶主導型の限界をどう超えるかという、構造との関係を我々ははっきり意識して、葬祭仏教、祈祷仏教の持っている面の限界を、どう長所に変えていけるのかということが、一番の根幹だと思います」と論者は主張しております。


源立寺講頭さんの講演「新寺建立の趣旨について」が寺報恵日に載っておりましたので、紹介致します。

新寺建立の趣旨について  

読後感として、ナンカすごく押し付けがましい〜封建時代・檀家制度の寺イメージを強く感じました。もっと若い人更には万人に受け入れられる構想を持つ「寺院観」を検討する必要がありそうですネ・・・・・


 

 

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